このままだと日本に未来はないよね

ひろゆきさんが、10年後の未来を予測しています。日本だけにとどまらず、世界的な動向に加え、未来予測の精度を上げる方法にまで言及しています。正直まとまりがあまりない気がしましたが、読みやすく、ひろゆきさんの考え方がしれてよかったです。

十年後の仕事図鑑

堀江さんと落合さんが、10年(それ以上?)先の社会モデルを描いています。 本書を読んでわかるのは、AIが来る未来を不必要に恐れても無意味だということ。 未来予測は血液型占い位の制度とバッサリ切り捨てています。 それでも、参考程度にと載せられている…

コーヒーが冷めないうちに

川口俊和さんの、映画原作である、 コーヒーが冷めないうちに です! 心ひとつで、人間はどんなつらい現実も乗り越えていけるのだから、現実は変わらなくとも、人の心が変わるのなら、この椅子にもきっと大事な意味がある… 「コーヒーが冷めないうちに」 と…

泣くな研修医

中山祐次郎 さんの泣くな研修医です。 医師を志ざした時は、一人でも多くの人を救いたい、という大志をもって目指すものの、実際医師になってみると…研修医じゃ出来ることが少ない、いや少なすぎる!そんなジレンマを現場視点で描き出しています。 主人公は…

一分で話せ

プレゼン術が分かりやすく学べる本です。 結論→根拠→事実 (たとえば)の流れはとても分かりやすく、プレゼン以外の舞台でも汎用性が高そうだと思います。 一分で話せ という本書を書く方なだけあって(失礼)、話が大変まとまっており、理解しながら進んで…

死ぬこと以外かすり傷

箕輪厚介さんの、編集者としてだけでなく生き方その物が描かれた本です。 これは箕輪さんが編集に関わっている作品の多くで言えることですが、本書は、なんといっても熱量がすごく、カンフル剤としてこちらの熱量もあげてくれる。 永遠の三歳児として成功し…

ブチ抜く力

与沢翼 さんの、ブチ抜く力 です。 与沢さんと言えば、秒速の男であり、ヒルズ族として活躍していたが失敗した… というイメージでしたが、本書では、そこから与沢さんが大復活を遂げるまでを書いてくれています。 途中の投資の話とダイエットの話は、経験が…

お金の話

ひろゆきさんの、お金の話 です。 ひろゆきさんの考え方がよくわかる一冊で、その文体からも、まるでひろゆきさんが話しているように感じられるんですが、あとがきを読むにつけ、書いてるのひろゆきさんじゃないのかぁ…と驚き。 その名の通り現代から未来に…

破天荒フェニックス

ピンチの数こそ男の魅力 これは帯にある箕輪さんの言葉ですが、本当にそう思わせる力が本書にはあります。 物語は、田中さんが、破天荒過ぎる方法で倒産寸前のオンデーズをV字回復させるというもの。 最初は周りには話を聞いてもらえず、更には裏切り行為を…

本と鍵の季節

短編6つからなる、米澤穂信さん作、本と鍵の季節です。 堀川次郎の一人称「僕」の視点から、友人と共に図書委員として身近におきる事件を解決していく推理小説です。 友人と「僕」との会話は、推理だけでなく、高校生らしいおどけた会話もあるので、テンポよ…

傲慢と善良

辻村深月 さんの、傲慢と善良 です。 最初は、正直話の輪郭が上手く掴み辛い気がしました。 で、第二部が始まった途端に、こ、これだーってなります! 笑最初の一人称視点で信じ込ませた世界を裏切っていく感じが素晴らしく、ページがどんどん進みます!そし…

迷路の外には何がある?

チーズはどこへ消えたで最もダメダメだったヘムを描く続編です。 人はどうしても過去の成功体験にしがみつきたくなるものです。 本書は、きっと、僕達が基本的に「ヘム」に近く、変われない、前作をもってもなお行動へと還元できない事を見越しており、それ…

フーガはユーガ

伊坂幸太郎さんの本屋大賞ノミネート作、フーガはユーガ です。 本作のテーマは、「勧善懲悪」でしょうか。 恵まれない生い立ちながら、一年に一度、誕生日にだけ体が入れ替わるという能力を活かした双子を、会話中での回想を軸として描いています。 中盤ま…

「すぐやる人」の読書術

塚本亮 さんの、すぐやる人の読書術 です。 読書をする理由は、主に二つに大別できるだろう。単純に面白いから、というのが一つ。 もう一つは、読書によって、自分の既存の価値観にない考えを取り入れたいと思うからであり、僕がビジネス書等を読む理由は後…

メモの魔力

今話題の前田裕二 さんが書かれたメモの魔力 です。 間違いなく1400円以上の価値があります!僕がおすすめする理由は2点。 一点目は、ファクト→抽象化→転用 というメモの考え方から、四色ペンの使い分け方といったメモの技術まで、様々な技術がどれもために…

熱帯

森見登美彦 さんの本屋大賞 ノミネート作品、熱帯 です。 正直僕は、森見感は薄めな気がしました。 話の序盤で張られる巧妙な伏線の数々は、熱帯の中の熱帯で、文字の上でその全てが回収される。だが、その実、全く回収されていない気がする笑 読後、筆者の…

かがみの孤城

本屋大賞 受賞作の辻村深月さんのかがみの孤城 です! 中学生達が、かがみの向こうにある孤城で、見つければ願い事を叶えてくれるという「鍵」を探すファンタジー小説です。 最初かがみの向こうに吸い込まれた時は、ちょっとファンタジーすぎるかも…と思った…

チーズはどこへきえた?

子供向けかと思うような、寓話の形をとっているが、その中身の深さたるや、マリアナ海溝をも凌ぐ。 ネズミ二匹と小人二人が新しいチーズを探す様を見ながら、誰もが、自分は四者の中の誰に一番近いのか、考えることになるだろう。僕は、自分が「ホー」に近い…

バカとつきあうな

バカ、と一言に片付けようにも、バカには様々な種類がある。 本書の序盤では、つき合うべきではないバカについて語られ、その挑発的なタイトルと相俟って、まるで大衆を見下したような本かと錯覚してしまうかもしれない。 だが、実際、二人はバカを切り捨て…

新世界

貯金より貯信 表紙をめくっても綺麗な本書を通して西野さんがずっと唱えているのが、信用の重要性です。革命のファンファーレと違い、語りかけるような優しい口調が特徴的で、これからの時代に乗り遅れず、一緒に行こうと肩を押してくれているように感じます…

平成くん、さようなら

[https://www.instagram.com/booksaredream/p/BvGZYUJFaZH/:title=本書のテーマは、死生観だと思います。安楽死が合法化された舞台で、主人公が安楽死することを恋人に告げてから、平成の終わりまでを描く中で、皆が目を背けがちな「死」について考える機会…

革命のファンファーレ

お金を稼ぐな信用を稼げ。 西野さんは現代の天才だと思います。発売は2017年で、なぜもっと早く読んでおかなかったのかと後悔しました。本書では、「えんとつ街のプペル」をどうやって大大大ヒットさせたかから、クラウドファンディングについてまで、西野さ…

太陽の塔(森見登美彦)

「幸福が有限の資源だとすれば、君の不幸は余剰を一つ産みだした。その分は勿論、俺が頂く」などなど、数々の名(迷)言が登場する本作は、まさに森見さんの原点の作品です。ストーカーっぽい冴えない京大生を一人称にして語られる出来事は、森見さんの卓越し…

終戦のローレライ

第二次世界大戦とは何だったのか上下巻合わせて約1500ページにものぼり、その上、上下二段組みというとかなりの長さですが、読み出すと止まらない面白さです。途中途中目頭を熱くするところがある一方、戦争に関する自身の無知さ加減にも気づかされました。…

ブランド人になれ(漫画版)

漫画ならではのストーリーで読みやすく、どんどん読み進めるうちに、田端さんの考え方が理解できます。途中途中入っている、やる気をあげてくれる格言は、元々の本と同じようでした。作中で、田端さんは、自身のことを天才ではないと言います。ですが、現代…

寄生虫図鑑

今までのような書評は、もちろんこの本ではしません笑寄生虫図鑑ではその名の通り、様々な寄生虫が描かれています。本書は元々寄生虫博物館で売られているらしいのですが、当博物館の話をしていると、行ったことがあると言う友人に貸してもらいました!やは…

亡国のイージス

大作にして名作だと思います。 元自衛隊員の暗殺に始まり、海上自衛隊護衛艦の叛乱、北朝鮮工作員の活躍と、一見非現実的に思われる要素もありますが、その折々で垣間見える日本人への批判は今を生きる僕にとってもまさに痛烈でした。まるで20年前に書かれた…

夜は短し歩けよ乙女

森見登美彦さんの、夜は短し歩けよ乙女 です。天真爛漫で純粋無垢な「黒髪の乙女」と彼女に恋する「先輩」との二人の視点から書かれています。 二人の奇遇にしては多すぎる出会いは、そのどれもが魅力的で、その独特かつ天才的な文体と相まって思わず笑って…

科学と科学者の話 寺田寅彦エッセー集

様々なエッセイを通して、寺田寅彦は、日常へと向ける目の重要性に気づかしてくれます。本書は日々の「あたりまえ」を科学的に考えることの面白さを書き綴った随筆と書かれていますが、難しい専門用語はほとんど出てきません。つまり、庶民的観点から知的好…

この度、ブログを開設しました。

皆さん、はじめまして。 ゆめゆめです。 今までtwitterやinstagramで読んだ本の感想を挙げていたのですが、書評以外でも日々気づいたことを文章に残そうと思い、ブログをはじめました。 僕が普段の暮らしの中で気づいたことや、本を読んで感じたこと、考えた…