2019-04-18から1日間の記事一覧

チーズはどこへきえた?

子供向けかと思うような、寓話の形をとっているが、その中身の深さたるや、マリアナ海溝をも凌ぐ。 ネズミ二匹と小人二人が新しいチーズを探す様を見ながら、誰もが、自分は四者の中の誰に一番近いのか、考えることになるだろう。僕は、自分が「ホー」に近い…

バカとつきあうな

バカ、と一言に片付けようにも、バカには様々な種類がある。 本書の序盤では、つき合うべきではないバカについて語られ、その挑発的なタイトルと相俟って、まるで大衆を見下したような本かと錯覚してしまうかもしれない。 だが、実際、二人はバカを切り捨て…

新世界

貯金より貯信 表紙をめくっても綺麗な本書を通して西野さんがずっと唱えているのが、信用の重要性です。革命のファンファーレと違い、語りかけるような優しい口調が特徴的で、これからの時代に乗り遅れず、一緒に行こうと肩を押してくれているように感じます…

平成くん、さようなら

[https://www.instagram.com/booksaredream/p/BvGZYUJFaZH/:title=本書のテーマは、死生観だと思います。安楽死が合法化された舞台で、主人公が安楽死することを恋人に告げてから、平成の終わりまでを描く中で、皆が目を背けがちな「死」について考える機会…

革命のファンファーレ

お金を稼ぐな信用を稼げ。 西野さんは現代の天才だと思います。発売は2017年で、なぜもっと早く読んでおかなかったのかと後悔しました。本書では、「えんとつ街のプペル」をどうやって大大大ヒットさせたかから、クラウドファンディングについてまで、西野さ…