2019-04-15から1日間の記事一覧

寄生虫図鑑

今までのような書評は、もちろんこの本ではしません笑寄生虫図鑑ではその名の通り、様々な寄生虫が描かれています。本書は元々寄生虫博物館で売られているらしいのですが、当博物館の話をしていると、行ったことがあると言う友人に貸してもらいました!やは…

亡国のイージス

大作にして名作だと思います。 元自衛隊員の暗殺に始まり、海上自衛隊護衛艦の叛乱、北朝鮮工作員の活躍と、一見非現実的に思われる要素もありますが、その折々で垣間見える日本人への批判は今を生きる僕にとってもまさに痛烈でした。まるで20年前に書かれた…

夜は短し歩けよ乙女

森見登美彦さんの、夜は短し歩けよ乙女 です。天真爛漫で純粋無垢な「黒髪の乙女」と彼女に恋する「先輩」との二人の視点から書かれています。 二人の奇遇にしては多すぎる出会いは、そのどれもが魅力的で、その独特かつ天才的な文体と相まって思わず笑って…

科学と科学者の話 寺田寅彦エッセー集

様々なエッセイを通して、寺田寅彦は、日常へと向ける目の重要性に気づかしてくれます。本書は日々の「あたりまえ」を科学的に考えることの面白さを書き綴った随筆と書かれていますが、難しい専門用語はほとんど出てきません。つまり、庶民的観点から知的好…