迷路の外には何がある?
チーズはどこへ消えたで最もダメダメだったヘムを描く続編です。
人はどうしても過去の成功体験にしがみつきたくなるものです。
本書は、きっと、僕達が基本的に「ヘム」に近く、変われない、前作をもってもなお行動へと還元できない事を見越しており、それでもなお、そんな僕達を見捨てず手を差しのべてくれた、一本の蜘蛛の糸のような寓話だと思います。
「ヘム」が他の小人と出会い、少しずつ変わっていく様は、きっとだれしも好感を覚えると思います。
「チーズはどこに消えた 」 を読んだら、一緒に読むことを薦めたいです。