本屋大賞 受賞作の辻村深月さんのかがみの孤城 です!
中学生達が、かがみの向こうにある孤城で、見つければ願い事を叶えてくれるという「鍵」を探すファンタジー小説です。
最初かがみの向こうに吸い込まれた時は、ちょっとファンタジーすぎるかも…と思ったけど、気づけばこちらが吸い込まれる様にグイグイ読んでいました!
視点は、中学では上手くいかなかった少女のようですが、心情の機微や、先生の描写はとても優しく、こころよりもこころに寄り添う神が視点なのかも知れません。
時の経過につれて思春期の彼らが精神的に成長していくとともに、最後は思わぬ伏線の回収と感動の雨に、まぶたを濡らすこと間違い無しの名作です!!