コーヒーが冷めないうちに

川口俊和さんの、映画原作である、 コーヒーが冷めないうちに です!



心ひとつで、人間はどんなつらい現実も乗り越えていけるのだから、現実は変わらなくとも、人の心が変わるのなら、この椅子にもきっと大事な意味がある…



コーヒーが冷めないうちに
というおしゃれすぎるタイトルに惹かれて読みだせば、泣いてしまうこと間違い無しだと思います。


過去に戻れるという、都市伝説つきの椅子がおかれた、とある喫茶店での話で、四話構成になっていますが、話は少しずつつながっていて、最後になればなるほど感動度も上がっていきます。


過去に戻っても、未来が変えられないなら意味無いやん!


最初はみんなそう思うでしょう。


そして、読み終えた時、考えが変わると思います。


未来は変えられなくても、心は変えられる、そんな椅子があったら……

とっても心の温まる作品でした。