読書という荒野

f:id:yumeyumebooks:20190424121454j:plain読書を通した見城さんの生きざまが、折々熱を伴って身に迫って来るような感覚に襲われます。

野心を自己満足と切り捨て、「自己検証、自己嫌悪、自己否定」こそが人を進歩させると説く見城さんにとって、読書とは、人間を人間たらしめ、人生を動かす正確な言葉を獲得する手段であり、断じて情報を得る為ではない。

その見城さんを僕自身に憑依させた時、速読し、読んだ本の数を自慢する事が全くの無意味なんだとわかる。

「重要なのは、『何が書かれているか』ではなく、『自分がどう感じるか』なのである。」からである。